当店養和軒ぷらすで使用している麺は、北海道函館の老舗製麺所、出口製麺によって作られています。創業は1946年。70年以上にわたり「品質風味共に最高」を掲げ、伝統と技術を積み重ねた製麺所です。
特徴は、職人の五感に基づく製麺技術。温度や湿度、小麦粉の状態を読み取り、機械に頼らずに手で感覚的に加水量や圧延を調整する“麺づくりの芸術”が息づいています。そして、北海道という自然豊かな環境も「旨味を引き出す重要な素材」として活かされており、麺そのものに風味豊かな深みが宿っています。
製造には多彩な設備が備わっており、細麺から太麺まで、小加水・多加水の違いまで自由自在に仕上げられるのも大きな魅力です。そのため当店の塩ラーメンには、しなやかさとコシを両立した細めストレート麺が選ばれています。貝の旨味と繊細な塩味のスープに、風味よくしっかりと絡む設計なのです。
さらに、出口製麺はオリジナル麺の製造に対応できる柔軟性も備えており、当店のスープに最適な麺を共同で作り上げる体制が整っています。その結果、「麺とスープが一体となって美味しさを奏でる」という理想を現実化できるのです。
